メタラーの逆襲

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エモい世界史 オリエント編 Part9

今回はアケメネス朝がオリエントを統一した話を書いていきます。

アケメネス朝(前550~前330)はオリエントを統一した帝国ですね。支配していたのはペルシア人です。ペルシア人っていうのはイランの人たちでした。ちなみにペルシア語ではハカーマニシュ朝といいます。アケメネス朝の支配領域は東はインダス川流域、北はマケドニア、西は北アフリカとかなり広大な土地を領有していたことが分かります。ここら辺は必ず地図と照らし合わせて確認してください。前550年にアケメネス家のキュロス2世(在位前559~前530年)がメディアを滅ぼして独立したんですね。それに加えてリディアと新バビロニアも滅ぼしました。ここで以前書いたことを思い出してほしいんですが、バビロン捕囚ってありましたよね。あの時つかまっていたユダヤ人たちを解放したのはキュロス2世でした。そして次のカンビュセス2世(在位前530~前522年)のときにエジプトを征服しオリエントを統一しました。

そして3代めのダレイオス1世(在位前522~前486年)の時代が最盛期です。

このダレイオス1世なんですが、カンビュセス2世の死後に反乱がおこったんですね。

その反乱を機に王位を簒奪するんですが、この人はこんなにも広大な帝国をうまく統治して見せたすごい人なんですね。

まず、領土が広大なので国内を約20の州に分割し、各州にサトラップという知事を派遣しました。サトラップは王族やペルシア人の貴族から選ばれるんですけど、軍も民衆も掌握していたのでかなり権限は強かったんですね。やっぱり巨大な国を保つにはこのくらい強い権力が必要なんですよね。ただサトラップは権力が強いので、彼らに反乱でも起こされたら国としてはたまったもんじゃありません。そこでサトラップの様子を「王の目」「王の耳」とよばれる監察官を派遣し、王に状況を報告させました。

こうすることで反乱を防ぎ、中央集権化しようとしたんですね。

また、この人は良質な金・銀貨を製造し、フェニキア人やアラム人の貿易を保護することで経済の活性化を狙いました。そして国内の移動をより便利にするために「王の道」とよばれる国道を作りました。また宿駅を用意し駅伝制を整えることでできるだけ疲れず楽に移動できるようにしたんですね。首都のスサからサルデスの間は特に重要なエリアになります。(ちなみに首都はバビロンエクバタナなどにも置かれていました。祭祀の際はペルセポリスの大宮殿を使用しました。このペルセポリスはイランのファールス地方にあるんですが、ダレイオス1世のときに建設されアレクサンドロス大王が破壊しました。)そしてここも大事なんですが、被征服民の文化風習宗教を尊重し寛大な政治的姿勢をとりました。単純に緩めなので不満を持たれにくいだろうということですね。

このダレイオス1世のときはうまくいっていた仕組みなんですが、次のクセルクセス1世(在位前486~前465年)あたりから衰退の途をたどることとなります。

アケメネス朝はダレイオス3世(在位前336~前330年)がマケドニアアレクサンドロス大王に連敗します。前333年にはイッソスの戦い、前331年のアルベラ(ガウガメラ)の戦いで敗戦、ダレイオスはなんとか脱出するんですが前330年にサトラップに暗殺され、アケメネス朝は滅亡しました。

次はアケメネス朝の文化について触れていきたいと思います。

アケメネス朝で最も大切なことはゾロアスター教拝火教を取り入れたことです。

開祖はゾロアスターで、生存年は諸説あり定まっていません。

善の神であり光明神であるアフラ=マズダと悪の神アーリマンの対立を説き、最終的に最後の審判により善の側がたたえられ悪は罰せられるという教えです。

ササン朝では国教となるなど、イスラームが信仰される前にはイランの国民的な宗教になりました。現在でもかなり規模を縮小しながら続いているようです。

ゾロアスター教は中国にも伝わり祆教(けんきょう)とよばれました。このけんきょうは環境依存文字らしいので対応してない場合はよみがなをもとに調べてみてください。

ちなみに車の会社のマツダのローマ字表記はZが入っているんですが、これはアフラ=マズダとかかっています。

そしてアケメネス朝は楔形文字を表音化したペルシア文字が使われました。

ペルシア語はもちろん使用されていましたが、公用語としてはエラム語、アラム語バビロニアなども用いられていました。

またベヒストゥーン碑文という岩壁に刻まれた世界遺産なども有名ですね。

内容としてはダレイオス1世即位後に起こった反乱を鎮めたことなどが書いてあります。これもペルシア語・バビロニア語・エラム語で書いてありますね。

オリエントに関してですがとりあえず一通り学べたと思います。

まだこの続きもあるんですがそれについても書いていきたいと思っています。

ギリシアやローマのことも書いていけたらと思ってます。それではまた~