メタラーの逆襲

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エモい世界史 ギリシア編 Part4 アテネ民主政への道

前回は

tommetal.hatenablog.com

平民が参戦可能になってきたという話までしました。

今回はそれに伴って民主政が発展した部分を見ていきたいと思います。

 

まずは、

ドラコンの成文法(前7世紀末)

まず、このドラコンというのは人の名前です。ドラゴンじゃないよ。

この人は前7世紀頃のアテネ立法者なんですね。

従来アテネには慣習法というものがありました。人々がもめたときとかは過去にあった慣習や例をもとに裁判をしていたんです。

ただそれは文章化されていないものだったので貴族が解釈をでっち上げたりすることも可能でした。そうやって貴族が恣意的に刑罰を決めようとする姿勢は民衆にとってまずいと。

どういう法律があるかわからない民衆は不安に思いますよね。

だからこのドラコンという人は法律を成文化しました。これによってポリスの秩序を安定させようとしたんですが、ある程度の効果はあったものの貴族と平民の対立は続きました。

ソロンの改革(前6世紀初め)

まずはソロンの解説から。

ソロン(前640ころ~前560ころ)という人は貴族と平民が対立してるのを何とかできないかなと思ったんですね。この人は執政官をしていました。

この人はギリシアの7賢人に数えられます。

tommetal.hatenablog.com

前594年に行ったのがこのソロンの改革です。

この中身は3つあるんですよね。

1つが財産政治の実行です。

市民を4つの階級に分けて、その階級に応じて参政権を定めた制度のことです。

なんだか感覚としては民主的なイメージが持てないかもしれませんが、これによって平民の何割かが参政できるようになりました。

2つ目が借金の帳消しです。これはそのままなのでわかると思います。

3つ目が借財奴隷の禁止です。

実は当時って借金が返せなくなって奴隷身分になってしまった人がいたんですね。

こういう人を解放しようとしたのがこの内容です。

そして実はソロンの改革のときにドラコンの成文法のうち殺人以外の規定は廃止されています。

このソロンの改革ですが、土地改革的なことはしなかったので平民からも結構不満が出ましたし、貴族にとっても奴隷がいなくなったり債務を回収できなくなったりしたので不評でした。しかし、この改革によってギリシャはまた民主政に1歩近づいていきます。

ペイシストラトスの僭主制(前6世紀半ば)

僭主という字は間違えやすいので気を付けてください。

僭主

これで大丈夫ですね。

このペイシストラトスという人は何年に生まれたのかはよくわかっていません。

ただ前527年に没したことが分かっています。

この人は前561年以降3回僭主(ティラノス)になります。僭主というのは、「貧しい人たちを利用して非合法に権力を握った支配者」のことです。

貧富の差の拡大に不満を覚えた人々がこのような人を支持したんですね。

そして、ペイシストラトスも支持してくれる人々の期待に応えようと、開墾を奨励します。こうすることで貧しい農民を保護しようとしたんですね。

そして彼は経済政策をどんどん打ち出します。おかげでポリスの商工業は発展し、アテネはどんどん力をつけていきます。街並みも美しくなったり、大きなお祭りをして盛り上がるムードになりました。彼は結構いい政治をしたんですね。市民も平等化が進みました。

ただ彼の息子のヒッピアスはただの独裁者だったので、人々に追放されアケメネス朝に逃げました。

クレイステネスの改革(前6世紀末)

クレイステネスアテネの政治家です。前508年に「デーモス制(区政)」を実施するんですが、その内容は

「今までの血縁に基づく4部族制を解体して、新たに住んでる地域(地縁といいます)に基づく10区に再編し、それを政治の単位とする」ものです。

これは今まで貴族が力を握っていたやり方を崩したものでした。

さらに、彼は僭主が現れないように陶片追放(オストラキスモス)の制度を実施しました。僭主になりそうな人が出てきたときに投票を行い、6000票以上集まった人のうち最多得票者は10年間ポリスから追放されるというものです。

前487年に実施されたんですが、だんだん自分の政敵を追い出すために悪用されるようになってきて前5世紀末には廃止されました。

ちなみにこの陶片追放で用いられた陶器のかけらをオストラコンといいます。

こうして平民が重装歩兵になったり参政権を獲得したりして、民主政に近づいていきます。これを重装歩兵民主政治といいます。そのままですね。

 

今回はこんな感じでアテネの民主政への道についてみていきました。

ここら辺はかなり重要なのでしっかり復習をしてください。それでは~。