メタラーの逆襲

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ライブハウスの改善案にロクなものが存在しない件

こんにちは。

今回はちょっと不満を。

自分はライブハウスにたまに行くんですが、あえて誤解を生むような表現でいうとライブハウスって様々な問題が山積みになっている場所なんですよ。

そして有志がライブハウスの改善案をたくさん出しているのですが、まともな意見をほとんど見たことがないです。

「いや、たしかに気持ちは分からんこともないけどそれは現実的ではないし、それが実現しても仕事からあぶれる人が続出するだけでマイナスはあれどあまりプラスの影響をもたらさないだろうが」という感じ。

ほんとに問題が多くて改善案が出ないんで今回いろいろ書くことにしました。

最初は改善案を書こうかなと思っていたんですが、予定変更。そういうのはまた今度別でやります。いいのがあったら取り上げるかもしれませんから何か思いついた方はコメントかなんかしてください。

面白そうなので「今出ている改善案の何が現実的ではないか」についてつらつらと書いていこうかな。

 

・「入場時に取るドリンク代をなくせ」の非現実的なところ

まずはこれでしょ。

ドリンク代取る理由って意外とバンドマンでも知らないんですよね。

そんなんで大丈夫か?と思ってしまいますが、簡潔に言うと

ライブハウスは営業の届け出が飲食店なので仕方なく入場時にドリンクを売っている

ということです。

ステージ系の業種は届け出が厳しく、普通にやってたら許可が下りません。

だけど飲食という名目だと緩いんですよ。

だから飲食店として経営してる風に見せないとアウトなんでドリンクを売ってます。

要は法律の問題が絡んでくるのでドリンク代はなくせません。ちゃんちゃん。

 

・「ライブではなく飲食をメインに据えろ」の非現実的なところ

まずライブハウスの多くは地下や雑居ビルみたいなのの中にある。

スペースも狭いし飲食店としてやるのは無理。

それにレストランみたいなところでライブやろうとしても防音と近隣トラブルの関係でこちらも絶対に無理。

やれてるところが一部あるけど、本当に一部という感じ。

やれてるところは特殊だし例外。悲しいけどスタンダードにはなりえない。

そもそも飲食を提供できるからってライブハウス行く気にならんでしょ。

飯食えるんなら知らないバンドの演奏聴きに行きますか?

そもそもライブハウスで飯くいたいですか?

ライブハウス行ったことあるならわかると思うけどあんなとこで食いたくねえよ。

外国人は知らんけど日本人には国民性的に無理。まじで。

モノ好きはいるかもしれないがつぶれるの待ったなし。

シェフを数人雇ったら材料費や給料ありえないことになるぞ。

それをペイできるだけ食い物が売れるとは思わない。

箱に対してファンもついてないし、飲食つけたら余計に地獄のブッキングが爆誕しそう。だって経費かさむもん。

通気性とか衛生面最悪だしなライブハウスは。

食中毒になりたければぜひトライしてみては。

 

・ノルマをなくせのおかしさ

ノルマアリについて文句言ってる人は100回くらい冷静になってくれ。

葛藤しろ。

本当にこんなのちゃんちゃらおかしくて、ただでライブさせる慈善事業じゃねえんだぞライブハウスは。維持管理費えぐいですよああいうの。集客してくれ。

ノルマ嫌ならホール借りるのがおすすめ。

うちのバンドも対バンのやつらと1時間1万で大きなホール借りた。

できるんですよこういうの。特に公営施設がねらい目。格安です。

衛生面とか音響とかお客さんの満足度とかも良い。何百人かきたよ。

交渉力をつけて値切るんだ。そっちのほうがよっぽど賢い。

 

・物販をなくせのおかしさ

これは一番カオスな意見だった。まじで誰も得をしない。会場もメンバーも客も。

バンドの収益の大部分は物販。

バンドマンなら知ってて当然ですがショップもなかなかにトラブルが多いんですよ。こにはいちいち書きませんが、気になるんだったら調べてください。

ほんとうに物販がらみのトラブルの話はよく聞くし、だからできるだけ手売りのほうが分かりやすくていい。

物販辞めたらメジャーバンドほどの人気があっても廃業です。確定。

この人は音楽知ったかぶりしたいだけだったんじゃないかといえるレベルの低さだった。

・レベル高いバンドだけ出せばいいのか問題

これ絶対に違うと思う。レベル高いバンドだけ呼んでも客は増えない気がする。スポーツに例えるとわかりやすい。

こんどjリーグ2連覇の川崎と名門チェルシーが対戦するらしいです。

川崎はすごく強いし、アジアの強豪クラブと戦ったりする経験も豊富。

代表選手や代表経験者も多いクラブです。

そこと世界的に有名なチェルシーが戦う。

試合を見たら絶対にアツい。最高なはず。こんなのが見れる機会もなかなかない。

じゃあ質問なんですけど、皆さん行きますか?この試合を見に行きたいですか?

言っちゃああれだけど、コアなサポーター以外行かないでしょ。

絶対にクオリティは高いけど、これを見ている皆はほとんどが見に行かないはず。

こういうこと。既存のファンは行っても新規のファンはハードルが高いから行きません。むしろ気の休まるところがないので新規客はなんか行きづらい。

ライブハウスも同じで、レベルが高いから人が来ると思ってるなら考えなおしたほうがいい。大部分の人はどんないいものをやってても興味を持ってくれなかったり敬遠したりする。

人を取り込むには従来と違うアプローチが必要。

スポーツみたいに既存ファンが多いならいいですけど、ライブハウスはそうもいかなくて既存ファンだけでは立ち回っていけないような現状。

もっと興味を持たせなくてはいけないし、ライブハウスを行きやすいところにしなくてはいけない。

・フライヤーをなくせの問題

よくフライヤー不要論を唱える人がいる。だけどそれはおかしい。

単純に接触する機会を増やしたほうがいいし、人に聞いてみたところどうやらフライヤーをちゃんと見ている人も多い。そもそもフライヤーの類を好きではない人はさほどバンドが好きではないことも多く、そりゃあフライヤーは嫌いだろうなぁと。

バンド好きな人はちゃんと見てると思うけど。

フライヤーがネット広告と差別化できるメリットは複数ある。

一つは「人の手が入ってる感」が強い事。ネット広告よりかは人間味が感じやすい媒体だと思う。

二つ目としては親しみを持ちやすいところにある。

ネットだと辛辣なリスナーや数秒でスキップする人も多いが、リアルな媒体で攻めるとある程度反応率が上がる気がする。やはりそれも背後に人間味があるからだろう。

三つ目としてはネットでの情報戦に参入しなくてもいいところ。

ネットのメリットは話題性を狙えるところ。でも騒いでくれるファンを事前につけておくことが望ましい。そういう観点で考えていくと、ライブハウスに来る人は音楽が好きな人も多いだろうし、ある程度ファンになる可能性の高い人に直接アプローチできる手段としては大きい。

どれも若干似ているようにも思えるがまあなんだ、別のものとして思ってほしい。

 

自分の話になるけど、もう何年も前に旅行中に街中にポスターが貼ってあった。

こないだテレビに見覚えがある人が出ていると思ったらそのときにポスターにでていた人だったのだ。こういうので親しみを持つきっかけになっていたりするからすごいよな。純粋に宣伝しまくることの効果を知って驚いている。

まさかこんな形で再会とは思わなかったから。

ただ、フライヤーを作るなら視覚的に楽しくなるようなフライヤーがいいだろうなとは思う。もしあのとき目立たないポスターだったら覚えていなかったはずだ。

 

・色々といったものの

一部のしったかさんや事情を知らない人は別として、多くの人は純粋にバンド業界やライブハウスをよくしたくて言ってるのかもしれない。

やっぱりなかなかいい案は出ないけど、話し合わないことにはどうにもならないので、試みとしてはいいと思います。

皆さんもいい案があったら教えてください。

それでは。

 

 

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