メタラーの逆襲

雑記系メタラーがエモいことを発信するブログ

Music FMの駆逐によってミュージシャンは今よりも豊かになれるのか?

最近Music FM叩きが過熱している。

漫画村騒動のときみたいだ。

だが、私はこの二つの騒動は似て非なるものだと思う。

たしかに両者ともいけないものだろう。

だが、ミュージシャンが言うならともかく、

ファンの人が何も考えずにMusic FMをたたいている姿は違和感がある。

根本がずれていると思うし、あまりいい影響を及ぼさないのではないか?

そのような懸念からこの記事を書く。

私の意見が100%正しいわけでもないし、

今回は考えるうえでの材料くらいに思ってもらいたい。

 

今回はこれについて考えたい。

 

・漫画について

漫画の場合は収入のもとはやはり本の売上だろう。

ほぼほぼこれ以外に収入は考えられない。

これに関しては中古も漫画村も同罪だと思っている。

お金が制作者に入らないのは同じだ。

本来はいるべきところに入らないのだから、

漫画村をたたく以上中古も悪。両者ともおなじくらい悪だと思っている。

 

・音楽について

では音楽の場合はどうか。

何故違うといったのかだが、音楽の場合別に音源じゃなくても稼ぎ方は様々だ。

そこが一番の違いだし、事情を複雑にしている。

 

たとえばだが、音源の販売だけで生きているミュージシャンはいないと思う。

グッズを売ったりしているし、ライブもする。

カラオケやレンタルからの印税もある。

こうやって生活をしている。

音源の販売は本当に全くもうけにならないのだ。

 

Music FMをたたく人は「これだけやってぎりぎりなんだからそんなアプリ使うな!」

という主張を繰り広げる。

だがしかし。待ってほしいなと思うのだ。

いささか早まりすぎだと思うし、冷静に考えてほしいのだ。

 

そもそもだが、Music FMを使う人は裕福な人だろうか?

お金があり余るような人だろうか?

絶対に違う。

音楽が好きなおじさんおばさんがこのアプリを使っているのは見たことがない。

 

このアプリを使っている人は正直周りにほとんどいないので何とも言えないが、

この前偶然このアプリを使用している人を発見した。

 

当然だが、このアプリを使っている人は若い子だった。

月のお小遣いもほとんどもらえないような子だ。

 

1億総中流時代はおわり、両極化した中で、

月のお小遣いがない中高生も多い。

 

じゃあこのような子がMusic FMを使っていたとして、

それを糾弾し叩きまくるべきなのか?

 

私はこのようなケースをたたくのは間違いだと思う。

もちろんこのようなアプリは問題があると思う。

だけど、このパターンのように若い子からアプリを取り上げたらどうなるか?

わかるよね。

 

ミュージシャンに払うお金や音楽に払うお金がないからこのアプリを使っていたのだ。

だから、このアプリを取り上げたらおそらくほぼ100%の子が音楽を聴かなくなる。

というか聞けなくなる。

こういうヤバ目のアプリをつかって音楽を聴いている人でも、

将来的に大人になってお金に余裕が出てきたら。

ライブに行くことやグッズを買うことは考えられる。

初回限定盤に付属するおまけを欲しい場合も出てくるだろう。

フェスにもいくかもしれない。

ただこのアプリを必要以上にたたくとどうなるか。

将来の顧客になるはずだった人を失い、スマホアプリなどに取られるのだ。

これは音楽業界にとって両手をあげて仲間とハイタッチとかして歓喜できることだろうか?

わたしにはそうは思えない。

音楽にもつけの文化が必要になってきたのではないか?

そう思ってしまう部分もある。

 

もともと音楽に払うお金がない子から音楽を取り上げたら音楽を聴かなくなるのが当然のことであり、そのような子が大人になってからお金に余裕ができて、

じゃあ音楽なんかでも聴いてみるか~、どれどれ。

なんてやることは絶対にない。断言する。

音楽は大人になってからでも聴けるが、大人になってからでは好きになれない。

若いうちに感性を磨けなかったらそのままフェードアウトだ。

ただその人の人生から音楽という色が失われたままその人は一生を終えるのだ。

 

アプリを取り上げて、音楽を聴かない人間を生成する。

これが音楽業界にとって正しい事なのだろうか?

 

あのアプリは従来の売上に影響を及ぼす、といわれているが

個人的にはさほど大きな影響はないのではないかと思ってしまう。

 

とくにアプリで聴かれて打撃を受けちゃうような、生活に困っちゃうようなバンドは

正直アプリがなくてもそのうち消えるだろう。

大御所バンドならば根強いファンがささえ続けるだろう。

ネクストブレイクなら業界人やインディーズファンなどが買うだろう。

主な購買層である沼ってるインディーズ好きがあのアプリを使っているとは思わない。

 

もともと購買層になかった人があのアプリを使っているだけなのだから、

そっとしておけばいいのに、と思ってしまう。

購買層がアレを使ってそっちに取られちゃうなら問題だ。

でもそうではないように感じる。

 

個人的には無料で聴ける時代が来ているのだから、

古い時代に戻るのは無理だと思う。

 

もっというと、プロのミュージシャンも昔は海賊版をかって安上がりにしていた。

ラジカセに違法に焼いた音源を配布していた。

ウェブにあったきわどい音源を聴き音楽に目覚め、プロになった。

そういう人たちなのだ。

プロのミュージシャンだってやっちゃってるのだ。

(特殊なケースで、旧共産圏では正規音源が発禁なので海賊版しか入手できなかった)

だからたたく精神なんておそらくそんなにない。

やっていないミュージシャンなんかいないと思う。

だからミュージシャンで叩いている人がいるとすれば、自覚症状がないのに自分と同じことをしている人をたたいているだけだ。

 

それにではあるが、厳密に言えば多くのプロミュージシャンがツイッターなどのSNSに他人の曲のカバーをのせている。が、あれは違法だ。厳しく見るならね。

かなりアウトなのだ。

他にもあげたらきりがないが、アウトな事例は多数存在する。

 

あなたの好きなミュージシャンがやっているカバーも裁判になっていないだけで違法だ

この事実をあなたはどう受け止めるだろうか?矛盾してますよ?

あなたの好きなミュージシャンも有罪判決を受けるべきだろうか?

それともプロだから許されるべきだろうか?

 

なんかこういうことを考えると、

違法か合法かという問題で騒ぐのは野暮だと思うんじゃないだろうか。

 

個人的には、無料の時代になったんだったら、

それ相応にバンドの稼ぎ方、収益化の方法を柔軟に変化させたらいいと思う。

(Music FMをたたいている人は、収益にならないことや権利問題で騒いでいる)

が、うえで見たようにきっとあなたの好きなミュージシャンも過去にはやってるし、

収益化の方法ならいくらでもあるんだから、頭ごなしに否定するのは違和感がある。

 

ここからは提案だが、

無料の時代ならバンドが率先して音源を無料公開すればいいのにと思う。

もしアルバムなどのように曲順が大事ならユーチューブやストリーミングのプレイリストの機能を使えば同じものが再現可能だ。

そうすれば違法に聴かれることもないし、騒動にもならない。

宣伝効果もあるし、口コミも期待できる。

これじゃあ収益にならないだろって?

頭を使って工夫するんですよ。

たとえば、海外ではこのスタンスが多いが、

ライブやグッズ、広告収入で稼ぐやり方がふえてきた。

睡眠用ストリーミングで印税を稼ぎツアーを成功させたバンドもいる。

CDを売らないのに稼ぎの面では売れているバンドもいる。

 

ライブだけだと赤字かもしれないが、物販をうまく使うべきだ。

たとえば、通販用のグッズと会場販売用のグッズでわけて仕様を変えればいい。

そして多くのバンドのグッズはロゴが入ってるだけで普段使いできないものや、

記念品的性質が強いものが多い。あるいはデザインがダサいのとか。

 

でもさ。デザインをよくして普段使いしたくなるようにすればいいのだ。

個人的にラババンやタオルはともかく、

何でもかんでもグッズにバンドロゴを入れるのは反対。

(BKWのグッズをつけた人が横アリ近くの公道で問題になったりなどしたが)

ロゴが入っているとファンがモラルに反したことをやったときにバッシングされるし。

 

なら、グッズはバンドロゴなどを入れずに普通のファッションブランド的におしゃれなものを中心にすればいいと思う。

バンドをひとつのファッションブランドにするのだ。

こうすれば普段使いしてくれた人がバンドやグッズを自動的に広めてくれるし、

ファンがやらかしてもバッシングもされにくい。

ダサいデザインもかなり改善される。

普段音楽は聴かない人も物として使ってくれることが期待されるから、

売上もきっと増える。記念品としての性質だけじゃなくなる。

良い事しかない。みんな幸せだ。

 

さらに、グッズで稼ぐしかない!と割り切ることで、いままで見えなかったものが見えるようになると思う。視野が広がる。

音源無料で稼ぐにはファンをどんどん獲得する必要があるので

メディアミックスやタイアップをふやす方向になると思うが、

それはファンの属性を増やすうえでも重要だ。

ワニマやサチモスがうれたのはファン層が従来に比べ横断していて、母数が多いから。

バンドはいくつのファン層をつかめるかの戦いだ。

だからメディアミックスが重要というわけだ。

 

それに不特定多数へむけて制作するようになれば作品のクオリティも上がる。

ファンに向けて作っていたうちは、どこぞのバンドじゃないが「つくったら売れるし儲けたいから適当なものをたくさん作ろう」になりがちだ。

でも、ファンの母数を増やす展開になれば手抜きはできない。

本当に良質なもの以外は淘汰されるから、みんな気合を入れてつくるだろう。

(淘汰されるのがいいことと言っているのではなく、クオリティをあげることが良いことだと言っている。勘違いしないでほしい。)

 

それに音源の製作費って高いが、ここもかけすぎだと思う。

スタジオの設備を100万とか書けたらあとは安定的に作品を作れるだろう。

海外のミュージシャンはトータル10万円くらいの設備を自宅に導入し、

それですべての音源を作っていたりする。

洋楽のプロがこうなのだ。

それをメジャーレーベルができないって。どうなのよ。

怠惰とはこのことだと思う。企業のコストマネジメントの観点で見ても。

だから削れるところは削るべきだ。極力ね。

 

プロでも宅録が増えれば作品数が増えるだろう。

いくらでもレコーディングできるんだから。自由だよね。

それを無料で公開する。

宅録ならレコーディングの製作費がかからないからできる。

そして、ファンは作品が増えてうれしいし、作品が増えればネット上では強い。

ここで好きになってくれたファンはイベントや通販などでおしゃれなグッズを買う。

このような循環をまわしていくのだ。

そうすればみんな幸せじゃん。

 

たぶんMusic FMを頭ごなしに否定するだけでは何も解決しないと思う。

なにをどうやったって無料の時代はもう避けようがない。

だとしたら旧時代的な価値観は捨てて、新しい方法で生き残ってみようよ。

悲観的にとらえることはラクだ。

でも、工夫すればいくらでもやりようはある。

今よりも収益を増やす方法がある。

 

個人的に音楽はビジネスである前に文化だと思う。

 

わたしはメタルやハードロックというジャンルの人だ。

このジャンル、音楽全盛期の90年代にまさかの衰退を経験する。

(いまでこそBABYMETALとかがこの辺のオマージュをしているが)

まるで恐竜のようだ。(いまになって注目されてるし、化石のような感じ?)

覇権を握っていたのに、洋楽ではグランジ、邦楽ではメロコアオルタナに駆逐された

 

トップを走っていたバンドも

アースシェイカーやアンセムは解散に追い込まれた。

ラウドネスは存続するもかなり厳しい状態だった。(4期ラウドネスで検索してね)

最後まで生き残ったのは聖飢魔ⅡX JAPANくらいだろう。

その二つも一時は結構危なかった。

メフィストフェレスのころはスキャンダルもあり3000キャパの東名阪でしかツアーできないとか。そこから持ち直したのがすごいが。

Xも解散後ではあるがメンバーが亡くなったりした。

 

このようにメタルやハードロックというジャンルはかなり危なかった。

しかし、ユーチューブが普及して、若いファンが昔のバンドを知ることができるようになった。

その結果、メタルシーンには若者が戻りつつある。

一度苦境に追い込まれたが、ファンが増えつつある。

現に上記のバンドはのちにすべて復活を果たした。

 

このような経緯があるからか、

メタルシーンのバンドは他のジャンルに比べてきわどい音源に寛容だと思う。

とらえようによっては、使いようによってはバンドを活発にするのに

ネットは使えるのだ。

 

だからただ否定するのではなく、ミュージシャンやファンの皆はいろいろな可能性を模索したうえで判断してほしい。

考えてから行動してほしいのだ。

そのうえでどうするかが重要だと思う。

 

みんなバンドとそのファンの幸せを願っているはずだ。

だとすれば思考停止していてはいけない。

もちろんここに書いたとおりにやって100パーセントうまくいくかはわからない。

でも仮説検証し、いろいろと新しいことをやる必要があると思う。

 

 

・おまけ

もしMusic FMに問題があるとするならば、

反社会的な勢力にお金が流れてしまうことだろう。

 

その他の問題については

上記のように工夫すればいろいろとやり方はあるし考えてみてほしい。

 

ちなみにチケット転売は反対派だが、

それもファンの負担を減らすべきだと思うから。

音楽は文化だ。

高校生がほとんどライブにいけないなんて間違っている。今の時代、

ビジネスとしては賢くても(まあそれすらも怪しいが)文化としては失敗だと思う。

 

たまに「金を払ってでも確実に見たい」という人がいるから、

東名阪で試験的に「オークションライブ」をやればいいと思う。

そうすればどのくらいの人がおかねをはらって確実に見たいかがはかれて面白いなと。

どうですかね?

 

 

・まとめ

ただ頭ごなしに否定してもおそらくさほど現状はよくならないし、

もしかしたらさらに悪くなる危険性すらある。

 

からしっかりといろいろな可能性を模索したうえで発言してほしい。

 

音楽という文化を廃れさせないためにも、

工夫や努力は常に行う必要があると思う。

 

旧時代的な価値観ではもうなかなか生き残れない時代が来ているなと感じる。

 

柔軟なとらえ方が肝心だ。

 

今回のことをきっかけにいろいろと考えてみてほしい。

ただ頭ごなしに批判するよりよっぽど建設的だろう。

良いバンドにはしっかりと活躍してほしいから、

様々なあり方を模索してほしい。

今回の記事で書ききれなかったものはそのうち追記するかもしれない。

その場合はそちらもみてほしい。

それでは。

 

追記:

この記事まだアクセスされてるのか。。。

こんなくだらない記事より

いいバンドとか紹介している記事とかコラムのほうを見てほしいよ。。。

 

 

tommetal.hatenablog.com

tommetal.hatenablog.com

tommetal.hatenablog.com

 

 

 

しかもこんなに丁寧に書いているのに論点をわかってないバカがいるな...

いくつか反応もらったんですけどね、もうアホかと。

 

音楽ライターの人とかでもろくに考えずに脳が停死してるやつとか

なかには我慢させときゃいいじゃんというやつも何人かいたし。

そうじゃねえんだよ。いいたいことは。アホか。

 

別にそれはそれでいいけど、そうじゃないって言ってる。

 

今回の論点は(明言していない部分とか他のシリーズ記事で書いた部分も含む)

・違法アプリ(つべとか)を使ってる奴ほど違法アプリ使用者をたたいているが、

 そういうのをなんとかしたい。お前らにとがめる資格はない。ならつべをみるな。

 違法で割るな!プンプンとかやってるやつのブログはだいたい違法なコンテンツで

 あふれているが、本人が気づいていない。そういうやつが言っても説得力ないし、

 バンドマンからすると逆になんだか腹立たしいです。味方かと思ったら敵だった的な

・金をかけて作った音源を即割ったりはダメ

 ただ(たかが音源に)金をかけすぎだよな。。。とも思う

・若い子に広まらない・・・と嘆いている割には改革が不十分だから

 音楽を聴いてもらえないor違法アプリに客になるはずだった人を取られている

 この現状について考える

 頭ごなしに否定するんじゃなく、考えて改革のための材料にしろ

・単純に金欠を嘆いているバンドなら物販とかを改善するのもどうよ?

 とらえ方によっては毒だと思っていたものを薬にもできる。

・海外のミュージシャンは無料配信で立ち回れているのに日本では無理なんですか?

 現状がひどくてどうにもならない!とか嘆いている割に目の前のことすら

 できていないんじゃない?工夫の仕方はあるけどな~

 試してみてもいいじゃん?

 

ってこと。

 

音楽を聴かせたくないならそう言っておけばいいです。

そこはもういっそどうでもいいや。廃盤でも怪しいがまだわかる。気持ちはね。

そして廃盤ならともかく、なかには新譜丸ごと割ろうとするやつもいるし。

そういうのはダメよ。バンドマンだからやめてほしい気持ちは分かる。

現状の利益を大事にするバンドがいるのも仕方ない。

将来の不確定な可能性にかけることより今のほうを見るバンドのほうが

今稼ぐという点においては秀でている。

そりゃ当然だ。まあそういうバンドのほうがなぜか消えていくんだけどね。

 

私はべつにこのアプリを擁護する気なんてさらさらないですよ。

こんないたちごっこが無駄だから抜本的に改革しろっていってんの。

わかってますか?

 

この手のアプリは潰してもまた出てくるし、

もうどうにもならないんですよ。

いまはまだ体力があるんだから今のうちに抜本的に改革しないと。

こういうアプリにつける文句もあるかもしれないが、

もっと現状でだって工夫の仕方はあるから。

 

儲けたいという意味で音楽をやってんならそういうとこ気をつけたら

お金になりますよ?っていってるの。

 

だって考えてみてよ、

駆逐しただけじゃ利益は増やしようがないでしょ?

損失がすこし減らせるだけ。

ここに書いてあるように。

だったら潤すためには違う手段を検討しろって事。

 

嘆く前にやれることはやろうな。

それからだ。

 

 

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