こんにちは。
自分でも楽曲構成とかは悩むことがあるので、
備忘録もかねて、「売れる楽曲」のポイントについて書いていきます。
・楽曲の魅力はどこで決まるか
まず、楽曲のクオリティを高めるうえで抑えるべきポイントから。
私が今までいろいろな曲を聴いてきて分析した要素を抜き出してみます。
・サビに突入するまでがはやい
大体の楽曲はサビに突入するまでに1分かかりません。
目安として30秒くらいが理想です。
サブスク時代になってこの傾向はより顕著になっています。
サビに入るまでに37秒くらいです。
・イントロの構成パターンで抑えておくべきところ
サビから始まる曲なんかはイントロがない場合もあります。
サビ→間奏 みたいなパターンもありますよね。
イントロに関してはいきなり全部の楽器を使って入らない方がベター。
ギター、ピアノなどと簡単なリズム、場合によって歌などで、
盛り上げるための余地を残しておく必要があります。
売れている楽曲に関してはイントロが2段構成になっているパターンもちらほら。
また、イントロの段階で少なくともリズムパターンを2つ、
できるならば3つ出しておきましょう。
ここでいうリズムパターンは聴覚上楽曲に変化が感じられるポイントということで、
厳密な定義ではありません。
リズムパターンは基本的にドラムによって規定されるものとしておきますが、
休符や、ほかの楽器による変化が入るパターンもあります。
リズムパターンを4つとして考えられる例
モールス信号+語り→ほぼ休符(3~4sごろ)→デレレ デレレ(6sあたりまで)→デーレレデレレーレーレ(7s~8sごろ)
みたいな感じで聴覚上リズムパターンの変化が4つ起きています。
(モールスと語りのところで音像が遠くから近くに来てるように感じるのもポイント)
そこからタイトルフレーズに入ります。
ここもまた厳密にいうとサビではないのかもしれませんが、
いわゆる偽サビ的な効果があります。
ここではAメロが2段構成になっていて、後半のフレーズを持ってきているものと
解釈しますが、曲の序盤においてはかなりインパクトがありますし、
楽曲の終盤でも出てきます。今回はイントロに注目していますが、
この曲は楽曲構成的にももっとしっかり分析した方がいいかなと思います。
いずれまた別の記事で。
このように10秒経たないうちにエフェクトやオートメーションなどを駆使して
音像を変化させつつ、リズムパターンの変化を4つ入れ、その直後サビ級のインパクトがある強いフレーズを入れてきています。考えられる限りベスト級の構成。
・Aメロで抑えておくべきところ
メロディに関してはある程度自由なのですが、サビが盛り上がる箇所だからと言って何も盛り上がりをおさえる必要はありません。ある程度最初の方から高い音を使ってもいいのです。ただ、その場合サビはもっと盛り上がるフレーズにするとか、何らかの工夫をする必要があります。最高音はサビに譲った方がベターではありますが、必ずしもやる必要はありません。
そして、もう一つAメロで大事なことはリズムの変化をつけるということです。
シンプルに前半は楽器の数をおさえたりして、後半できちんと楽器の数が入ってくればいいと思います。
夜に駆けるを例として出しますが、『日が沈み出した~』あたりからスネア(音源ではクラップ)が入ってきてますし、『初めて~』の前のキメやBメロに入る前のフィル(音源だとあまりはっきりしないので、ライブ版を見てくれた方がわかります)(ライブ版は貼り付けができなかったので割愛します)
・Bメロはあってもなくてもいいが......
正直Bメロはあってもなくてもどっちでもいいです。
オドループなんかBメロないし。
早くサビに入るか、曲としてもうちょっと展開を作りたいかというところ。
YOASOBIの上に貼った2曲のように、はっきり変化をつけるか、
Bメロにサビみたいな印象を持たせるか(所謂偽サビ)
ベースを主体にリズムを変え、キーボードでそれを支える形にするか
(Bメロ後半はサビに向かって盛り上がるようにドラムが動いてますよね。こういう動きも感覚として覚えておいてください。)
このようにドラムではっきりとリズムの変化をつけない場合はほかの楽器の譜割り等でリズムの変化を感じさせる必要があります。
(実際のビート的に変わってなくても、聴覚上の変化を起こすという意味です。)
・サビについて
ここは本当に難しいところだと思います。曲の一番重要な部分ですし、ここをどういう構成にするかはミュージシャンの頭の悩ませどころです。
いきなり応用的な話になりますが、
(サビ前のキュパパパ、みたいな音→短い休符で変化をつけつつスムーズにサビに入っているのもポイントです。こういうところを聴き逃してはいけません。)
サビが2段構成になっていますよね。しかも2番ではサビに入らずリフから変拍子のCメロに突入。その後新しいフレーズが出てきますが(Dメロとします。)このDメロのフレーズがラスサビ後のアウトロで再登場(キーは半音あがっています。)
当然ですが、このクラスのバンドになるとノンダイアトニックコードの使い方もうまいです。Ⅱ7とかリディアン的なモーダルインターチェンジが入ります。
また、サビについてはただ繰り返すのではなく1番2番ラスサビでそれぞれ変化をつけましょう。この曲のように1番か2番どちらかでサビをスキップするという手法も有効です。(夜の踊り子では1番でサビが登場しない構成になっています。)
・リズムパターンについての余談
リズムパターンはイントロで3つ、開始1分までに10個、曲全体で25の変化を意識しましょう。ポップスや一般的なロックの場合はこれでまあヒット曲やプロっぽい曲になります。
世間的な大ヒットを目指さない曲でも(ライブの定番曲くらいのパワーを持たせたいなら)リズムの変化は10個くらいつけましょう。
3分の曲でリズムの変化が10個作れるようになってきたらプロへの道を歩み始めているといっていいでしょう。ややマイナーなジャンルの曲をヒットさせたい場合は全パート含め楽曲中に40個くらいリズムの変化を作りましょう。キメ、休符、フィル、各楽器の変化を含めます。(ビートの変化だけではない)
<リズムの変化が非常に多い曲>
・各楽器に目立つところを作ろう~アレンジ面とソロ面からみる~
特に間奏やソロについては最近の曲に不満を持っている部分でもあるので、
少し昔の楽曲を例に出しながら解説していく部分が増えると思います。
ここからは実例の数が多くなるので、かなり長くなります。
現代的に作るのであれば要らない部分でもありますが、やはり楽曲を特徴づける重要なパートだと考えます。
・アレンジ面
ただ、いきなり70年代の曲とか出してもびっくりするでしょうから、
まずはこういった曲から。
アレンジ的なことでいうと、各楽器にちゃんと目立つパートを作りましょう。
こういうのが大事です。
現在見ることはできませんが、先日行われたKroiのアリーナライブでは各楽器が目立つ部分やソロ回しなどがあったので、そういうのが重要になります。円盤になったら是非見てください。(次に貼る2つ目の動画のやつです。)
ソロに関してもアドリブは大事で、
2つのバージョンを聴き比べてもらえばわかると思いますが、ソロのパターンも決まっていないですよね。さらに2つ目の方はアレンジもいつもと違います。
アレンジを時と場合によって柔軟に変えることも重要になります。
参考にしてみてください。
・ソロ面
ギターソロやキーボードソロというのは、楽曲を彩るうえでも音楽表現を高めるうえでも非常に重要になります。極端な話、ソロの入るあたりまで楽曲を聴かせることができたらさすがにスキップされないでしょう。
では、どういうソロがいいのか。それをみていきましょう。
<ブルース的なアプローチ>
冒頭1分くらいは転換やMCなど。
ソロだけ聴きたい場合は5:07くらいから聴いてもらえれば。
ペンタトニック主体で、ニュアンスを重視しています。
2:36~くらいからのニュアンスの話を参考にしてみてください。
ある程度トラッドなやり方としてはコードトーンのアプローチではなく、
シンプルにマイナーペンタで弾く、というのがいいでしょう。
ペンタでソロを弾くにせよ、指板の度数と音名は見えていた方がいいです。
基本的に弾くときは度数を中心に意識しましょう。
ギターソロの構成という所で行くと起承転結を意識するというのが重要になります。
16小節以上ないと起承転結を作るのが難しいので、それ以上作りましょう。
32小節くらいはあるといいです。
1:48くらいからソロ。サザンロックやハードロックはブルースの影響を受けたソロがあります。(細かく言うとビートの取り方とかが本物のブルースっぽくはないんですが、それはこの記事でいうと長くてめんどくさいのでやりません。ただ、フレージングや構成のアイデアは学べます。)
ギターソロの起承転結や構成というのは長くて良いソロをたくさん聞かないと学べないんですよね。
36秒からのセッションとかは構成の参考になりそうです。
ブルースやハードロック、サザンロックを聴いてブルース的アプローチをものにしましょう。
<フュージョン的なアプローチ>
さっき上に貼ったKroiのライブのBalmy Lifeはトークボックスソロで結構がっつり
ジャズ・フュージョン感ありました。(映像化が待たれます。)
フュージョンっぽいソロはジャズよりもアウトが多いのと、音色が目立つことが多いのがポイントになってきます。
アウトとかはないですが、最近のバンドだとこれ。
構成やソロ前のシンセの音色、コーラスの入れ方などもありますし、
フレージングがトリッキー。ゲスは結構ソロありますよね。
もうちょっとフュージョンにいきましょう。
ソロにアウトががっつり入ってなくても、コードのアプローチや曲構成で
フュージョンに聞こえます。
3:50くらいからソロです。
もうちょっとフュージョン感が上がりましたね。
フュージョンっぽいソロのコツとして、もちろんモードとかを使うっていうのもあるんですが、ペンタも例えばキーAmに対してBmペンタとかで弾けばフュージョンぽっくなりますし、あとはコンディミ、ホールトーンとかメシアンモードを使うとか、いろいろアプローチは考えられます。シンメトリカル系のスケールや7音ではないスケールを使うとアウト感が出せますよね。
フュージョンに関してはウタものが少なく、インスト中心になりますが、
エッセンスを取り入れることができれば表現の幅が広がります。
<メロディアスなアプローチ>
そのほかにはメロディアスなやり方があります。
例えば、
聴いてもらえればわかりますが、ロングトーンや連符、速弾きなどを入れて譜割りの工夫をしつつメロディアスにしています。
これまでのどちらともアプローチの仕方は異なりますが、読者の方がこういうソロを作れるようになればかなりの上級者になれます。
メロディアスですが、フュージョン的なアプローチも入っています。
ウタものに入れるソロとして、フュージョン的アプローチを入れるなら
このくらいのバランス感覚は一つ基準として持っておきたいところです。
<その他のアプローチ1>
メタル的なアプローチを紹介します。
学ぶべきものは多いですが、ここではディミニッシュのアプローチと、
所謂ボスハンドタッピングに注目しましょう。
ボスハンドはラウドネスくらいしかやっていないので、見たい場合はほかの曲を見てください。(S.D.Iなど)
ディミニッシュをソロ中にスケール的な入れ方をするのはメタルくらいしかありません。
<その他のアプローチ2>
エフェクトや効果音などを取り入れるのもポイント。
一般の方の動画ですが、アプローチがかなりうまい。
特徴をかなり捉えています。
ワーミーを使ったソロ。
<そのほかに考えるべきこと>
・ソロの回数は1回でなくてもいい
ギターソロを無理に1回に絞る必要はありません。
何回もソロが出てくる曲もあります。
ソロを複数回つくれれば楽曲構成の自由度も高くなります。
歌だけでできることには限界がありますが、楽器表現でよりいろいろなことができるようになります。
・ツインリードにする
ツインリードのギターソロを入れるというアプローチがあります。
かなり応用編。メタルの人でもあんまりやらないツインリードからの
別々のフレーズで同時にソロをとります。(短い間ですが。)
他にぱっと思い浮かんだのは悪忌判官くらい。
・ほかの楽器のソロも
他の楽器のソロも少し見ておきましょう。
たとえばシンセソロ。
この曲はソロにフォーカスするよりももっとほかのところを見るべきなのかもしれませんが(イエスタデイ進行→丸サ)、一応ね。
構成としてはしっかりしています。
シンセソロの場合は特に音色の作りこみや各ツマミの調整が重要。
フレーズ云々もですが、本格的に楽器をいろいろいじってシンセの扱いを
理解しないとそれっぽくなりません。
ベースソロ
このパターンではメロディーをとっているパターンです。
より打楽器的にアプローチする方法もあります。
楽曲中ではないですが、
こういうパターンもあります。
フュージョンやファンク系をやりたいならスラップメインのソロもあります。
セッション的なベースソロということでウッドベースの例をひとつ。
ドラムソロ
複数の楽器がソロをとってもいいのです。
この曲はアレンジのみならず構成の観点からも学べることは多いはず。
全部乗せ
フュージョンのいいところですね。
ロックやポップスしか聞かないという人も多いかと思いますが、
フュージョンから学べることは数多くあります。
コメント欄のトップに誰がソロをとっているかのタイムスタンプがあります。
その他の楽器
なんの楽器がソロをとったっていいということです。
楽器ですらありませんが、曲の終盤にダンスソロがあります。
パフォーマー系の人や、そういった人がメンバーにいるグループもこういう表現方法があるっていうのは片隅に入れておくといいかなと思います。
・ソロに関してまとめ
総じていうとソロはソロをとる勇気のある人にしかできないものです。
そして、ソロをとるためにはたくさんのソロを見て聞いて感動する必要があるでしょう。最近のバンドがソロを弾けないというのは単に売り上げがどうとか、時代の流れ的にファストなものが求められるとか、そういったものだけではないと思います。
単純に最近の人はソロがある音楽にそんなに接してきてないし、ソロを分析したりしないから弾けないのです。ソロにこだわりのない人がソロを作るのは不可能。
こだわりを持っていろいろ聞いてみてください。
ここからはソロ以外の話になります。
・現代的なヒット曲を出すには
ここまで長々とした6500字以上の文章を読んでくれた奇特な皆さんにご褒美というかなんというか。これまでよりためになる話をしていきます。
いきなり全部出しはしないですからね。
ここまでは主に曲の構成に関する話をしてきました。
AメロBメロサビ(Cメロ)間奏ソロについてとリズムの話を少々。
ただ、これだけでヒットするんならそんなに甘い話ではない。
より実際的なアプローチを入れていきます。
・ファルセット(裏声)を使おう
もはや現代の楽曲でファルセットを使わずにヒットを飛ばすのはほぼ不可能。
そのくらい重要になってくるのがこのファルセットです。
何でファルセットが必要なのかというと、
「曲(メロディー)に突き抜けたところが欲しいから」です。
(つまり、ジャンルによってはファルセットをシャウトやデスボイス等で置換可能です)
実際に聞き比べてみましょう。
<ファルセットを楽曲中に一切使っていない例>
それなりに知られているバンドで、ファルセットを使っていない例を
探すのは結構難しかったんですが、コレ。
良い曲なんですが、ファルセットを使っていません。
そして、活動休止。そういうことです。
ギター以外においしい楽器のフレーズがないのもポイント。
アレンジに粗はないですが、ヒットするかどうかはいろいろな要素が絡んでいます。
(衣装の統一感とかも重要になります。)
ファルセットを使わずにヒットした稀有な例
強すぎるサムネ。世界観のある歌詞。フロントがしっかりしている。
バンド名も2文節3文節ない。服が好きそうなボーカル。
ファルセットを使わずに売れていますが、これを再現するのはかなりムズイ。
おまけにどこかインディーズバンドの1作目だからこその拙さみたいなものも
曲の魅力に入っているから、やはりほかのバンドに再現できる要素が
限りなく少ない。
ではファルセットがある例を見ていきましょう。
30秒ごろ。『仕方ないどうしようもない~』のところがファルセット。
他には
サビ頭ががっつりファルセット。
今風
サビ全部ファルセット
もちろんサビ以外の箇所でもしっかりファルセットを各パートに入れましょう。
・メロディーをハズそう
さっきのノーダウトもメロディーを外していますが
26秒くらいの『ピュアも正義も~』とか。
ハズすやり方は複数ありますが、パターンとしては
メジャーコードの鳴ってるタイミングでマイナー3rdを使うパターン、
セブンスの鳴ってるところやⅠのときにⅤ7を想定してのオルタード
アヴォイドノートを歌詞や曲の流れに気を付けながら使う(主にキーに対しての11th)、
などがあります。
他にハズしている例
この曲はサビです。
手を出したら~のところ。
2:48ごろのラスサビ頭。ほかのサビよりも音が下がっているのがわかるでしょうか。
・音色の工夫
もちろんシンプルな音色でも曲がよければそれなりには届くと思いますよ。
例えば
かなりシンプルな音色だし、このバンドの代表曲の一つ。
ただ、音色がよければもっと売れたんだろうなとか、いろいろ考えてしまうわけです。
活休を経て復活したようです。よかった。
この音色というのは盲点というか、かなり厄介なんですよね。
風潮としていい悪いは置いといて、音色の派手さは売り上げの面において正義。
例えば
好きな曲ですが超ド派手。ギターもYOASOBIは音色がいいんですよね。
さっきあげたPretenderもかなり音色はいいので聴いてみてください。
他にもエフェクトをいっぱいいれるのが大事なんですよね。
サビから入りますが、そのあとのイントロはシンセもギターもかなり特徴的な音色。
Aメロもシンセの印象が強い。
サビはバッキングのギターの音色がやはりいい。
その後間奏でギターが目立つところが来ますが、やはり音が印象に残る。
2:12あたりから入るシンセの音もやはり派手。
ゲスの曲はどれもかなり音色が派手。
キラーボールの1:10のベースソロのところとかも裏で鳴ってるはずのシンセが超派手。
売れたいなら音色は派手にしましょう。
トークボックスなど。
シンプルに珍しい楽器を使うのもあり。
その他
どのシンセの音色も非常にいいですが、イントロのボーカルチョップ。
現代的な手法の一つですが、やり方としてはサンプラーにオーディオファイルを
突っ込んで、スライスという機能を使うとこうなります。
細切れになった音がまるでメロトロンを使ってるかのように鍵盤に割り振られます。
後はいい感じにならすだけ。
・楽器以外の音色を使う
間奏のフレーズをエフェクトをかけた自分の声にしているのも面白いし、歌に結構エフェクトのかかったコーラスが入っています。現代的なアプローチ。
28秒ごろにワンワンワンと歌うと犬の鳴き声が入ります。これがポイント。
1:50頃はネコバージョン。こうした非楽器音を使うのがポイント。
ここら辺は洋楽や実験音楽、アンビエントなどを聴くと感覚が掴めるかなと思います。
12秒のウェッ!は有名。
方向性としてはこういうジャンルが参考になるかも
・それ以外のポイントをいくつか
もうすぐ9000字ということで、だいぶ疲れてきました。
簡単にいくつか紹介します。
低音は極力強めにしましょう。ダイナミクスが大事です。音圧は大事じゃありません。
簡単に言うとコンプレッサーで音をつぶせばつぶすほど、
そして音圧を上げようとすればするほど波形的にいびつになります。
どういうことかというと、各楽器が出すべき一番おいしい帯域が出なくなっていく。
聴覚上は派手に聞こえますよ。
日本のバンドは音圧を上げがちなんですが、海外の人はダイナミクスを求めています。
これから日本の人たちが海外でやりたいなら、ダイナミクスの概念は重要。
この違いを感覚的に理解することが必要になります。
・声にエフェクトをかける
何度も言ってますが声にエフェクトをかけましょう。
現代のヒット曲に必須。コーラスもエフェクト。
メロダインみたいなケロケロも一つそうだし、vocalsynth2みたいな
エフェクトも必要です。
他にもYOASOBI、米津玄師など売れてる人はきちんとやっています。
・リバーブのかけ方に気を付ける
リバーブもセンドリターンか直インサートかとかありますが、
原音トリガーのサイドチェインとかそういう技もあります。
それ以外にも音像の意識が大切。
たとえば、
53秒からのBメロの音像に注目。
近く→遠くで鳴っている→耳元で囁くように
こういった違いがあります。
日本の曲の似たパターンと比較しましょう。
3:24からのパートを聴いてください。
音像の差は歴然。邦楽だけを聴いてても上のような音は出ません。
洋楽のヒット曲も参考になるので聴いてみてください。
・転調や変拍子を使う
この曲はかなりすごい。本当はもっと上の方で書いてもよかったんですが、
ずるずるここまで来てしまった。
ただ転調すればいいとか変拍子にすればいいというわけではなくて、
楽曲にはスケール感というものがあります。つまり規模感。
この曲はそういう面で見てスケール感が大きいんですよね。
壮大。曲の中で転調や変拍子がそういうのに一役買っています。
カバーですが、こっちの方がわかりやすい。
気になったら本家や他のバンドもどうぞ。
・おわりに
ということで、どうだったでしょうか。
かなり長文になってしまいました。もうすぐ1万字ということで、
まだまだ書き足りないことはありますが、そろそろ切り上げましょう。
読んでいる皆さんも疲れていることでしょうからね。
もしこの記事が好評であれば続きも書いてみたいと思います。
まだ照明のこととかステージングのこととか、そういうMVに
関連しそうなこともネタがあります。音楽的なこともネタがあります。
こんなにあけすけに書いちゃってどうするんだという気もしないでもないですが、
自分でも書いてみないと整理できないので、とりあえずアウトプットしてみた次第です。少しでも皆さんのお役に立てたらうれしく思います。
それではまた。